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カードRF性能検定

対象製品

本検定は、共通領域サービスに対応したFeliCaカードを対象としています。

検定の構成

本検定は、基本性能試験と互換性試験から構成されます。
基本性能試験は受検製品が一定レベルの通信性能を確保されることを目的とする試験です。
互換性試験は一般的な利用状況下で受検製品の致命的な通信不具合を抑えることを目的とする試験です。
全ての試験項目の基準を満たした場合に検定合格となります。

合格基準:基本性能試験

負荷変調振幅の基準範囲

負荷変調振幅の基準範囲は、VLMA,min,PICC 以上、VLMA,max,PICC以下の範囲であること。但し、測定系の誤差として基準値±5%は許容可能。

項目 単位 ID-1サイズ ID-1サイズ規格外
測定ポイント A/m(rms) 1.5 2.5
2.5 4.5
4.5 7.0
7.5 12.0
Hmin A/m(rms) 1.5 2.5
Hmax A/m(rms) 7.5 12.0
VLMA,min,PICC mV(peak) 22/√H 7.0
VLMA,max,PICC mV(peak) 80 80

合格基準

  • 両サイドバンドの負荷変調振幅の平均値((VLMA,USB,PICC+VLMA,LSB,PICC)/2)が、4つの測定ポイント中、2ポイント以上が基準範囲にあること
  • 磁界強度HminとHmaxにて、Pollingレスポンスが確認されること

合格基準:互換性試験

検定用リーダライタ 試験項目 合格基準
Mクラス リーダライタ 通信不可領域
(センター/角度0度)
0〜15mmの範囲に幅3mm以上の通信不可領域がないこと。
通信不可領域
(センター、XY±10mm/角度0度)
高さ0mmにおいてセンター、XY±10mmの5ポイント中2ポイント以下であること。
Sクラス リーダライタ 通信不可領域
(センター、XY±10mm/角度0度)
高さ0mmにおいてセンター、XY±10mmの5ポイント中2ポイント以下であること。
Edyかざし運用端末 通信不可領域
(センター、XY±10mm/角度0度)
センター
高さ6mm以上15mm以下の範囲に通信不可領域がないこと。
ただし、3mm未満の通信不可領域であれば可とする。

センター、オフセット
高さ0,1,2,3,4,5mmの各距離において、センターとXY±10mmの5ポイント中、通信不可ポイン トが2ポイント以下であること。

センター、オフセットの通信不可は、各ポイントにおける正答率のみで判断する。
Edy入金機運用端末 通信不可領域
(センター、X±5、10、15mm/角度0度、180度)
全ての測定点において、高さ0mmにおいて通信不可領域がないこと。
ただし高さ0mmにおける通信不可は幅1mm未満であっても不可とする。

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